こんにちは、美容クリニックで看護師として働くヨッピーです^^
ここではボトックスを使った美容施術や施術時の看護師のオペ介助について解説していきたいと思います。
この記事ではボトックスの概要についてお伝えしていきますね!
ヨッピー
なお、具体的な看護師のオペ介助についてはコチラで解説しています。
【ボトックス編・オペ介助】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助Contents
【概要】美容クリニックで行われるボトックスを使った美容整形
美容クリニックで使用するボトックス
ボトックスとはボツリヌス菌からとれるタンパク質の1つです。
菌といっても少量であれば人体には無害ですし、安全性がきちんと確立された薬剤ですので安心して使用することができます。
このボトックスには人間の神経伝達物質である”アセチルコリン”の働きを弱める働きがあります。
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看護学校で習ったような・・・国家試験の時に勉強したような・・・看護師さんの中には少し聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね^^;
難しいことは置いておいて、ボトックスを注射することによってアセチルコリンの働きを弱めると、その部分の筋肉の収縮を弱めたり、汗腺からの汗の分泌を抑えたりすることできます。
この働きを利用して美容クリニックでは、シワの治療や多汗症の治療などを行っています。
ボトックス治療が有効なシワとそうではないシワ
シワの治療においては、
- ボトックスが有効がシワ
- ヒアルロン酸が有効なシワ
具体的には次のとおりです。
ボトックスとヒアルロン酸のシワ対応表
ボトックスが有効 |
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ヒアルロン酸が有効 |
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例えば、シワの治療において額や目尻、眉間などにできる表情ジワにはボトックス治療が有効です。
表情ジワは表情筋が動くことによってできるシワなので、その働きをボトックスで少し弱めることで、シワを改善・予防することができます。
一方で顔のシワの中でも、法令線はボトックスではなくヒアルロン酸治療の適応になります。
法令線は表情筋の働きではなく、加齢による頬のたるみが原因となっているシワですので、ボトックス注射よりもヒアルロン酸治療のほうが有効な治療法となります。
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ボトックスやヒアルロン酸では対応できないケースも
先ほどの表に掲載していないシワで、ゴルゴ線(ゴルゴライン)と呼ばれる目の下から頬にかけてできるシワがあります。
これは
- 加齢によるたるみが原因になっている場合
- 筋肉の腱がある場所(靭帯)に原因がある場合
の2種類があります。
また、マリオネットラインと呼ばれる口の横から顎にかけてできるシワも同じような感じです。
そういったシワの原因はお客さんによって微妙に違っていて、
- ヒアルロン酸でバシッと治療できる場合
- 靭帯をどうにかしないと治らない場合
- たるみをリフトアップしないと治らない場合など
そのため、治療法に関しては医師がお客さんごとに判断して治療方法を決めていきます。
もし靭帯が原因のシワに、間違ってヒアルロン酸を注入してしまうと、だんだん横に流れて、後々すごい変になってクレームになるケースがあるので最善の注意が必要ですね。
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アラガン社製のボトックスが一番人気
美容クリニックで使用されているボトックスにはさまざまな種類のものがありますが、基本的な成分は同じです。メーカーによって成分や濃度などが多少異なってきます。
有名なものとしては、BOTOX VISTA(ボトックスビスタ)というアラガン社製の製品があり、日本では1番人気で、高い安全性と効果があるとされています。
その他にも多くのメーカーがボトックスを販売していますが、安全性や効果はピンキリとされており、市場価格もバラバラですね。
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