【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

こんにちは、美容クリニックで看護師として働くヨッピーです^^

この記事では美容クリニックで行われている医療脱毛について解説していきたいと思います。

ヨッピー

医療脱毛中の看護師の介助についてはコチラで説明していますので、後からまたチェックしてみてください。
【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助【医療脱毛編・概要】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助

【概要】美容クリニックで行われる医療脱毛

エステサロンと美容クリニックの脱毛は何が違う?

エステサロンと美容クリニックの脱毛は何が違う?
脱毛=エステサロンといった認識の人もまだまだ多いので、

  • 医療脱毛?
  • エステの脱毛と何が違うの?

という方も多いかもしれません。

医療脱毛では皮膚の毛が生えている部分にレーザーを照射して脱毛していきますが、手順だけみるとエステサロンで行う脱毛と非常に似ています。

では、エステの脱毛と何が違うのか?

それは使用している機械(脱毛器)です。

多くのエステサロンで使われている脱毛器は、光脱毛器(フラッシュ脱毛器・IPL脱毛器)と呼ばれる美容機器です。

光脱毛器で毛が生えている部分に「光」(フラッシュ光)を当てることでダメージを与え、毛を生えにくくするもの。

光脱毛器は免許・資格が特になくても誰でも使用できるので、人件費が安く、低価格でお客さんに脱毛を提供することができます。

ヨッピー

エステの広告などを見ていると、「両ワキ脱毛し放題で500円!」など、驚くような低価格で売り出していますよね。

医療機関でないと扱えない高出力の脱毛器を使用

医療機関でないと扱えない高出力の脱毛器を使用
それに対して、美容クリニックでは医療レーザー脱毛器を使って脱毛をおこないます。

光(フラッシュ光またはレーザー光)を皮膚に当てていくという点ではエステサロンの光脱毛と同じなのですが、そのパワーが大きいことが特徴です。

レーザー脱毛器は医療機器なので、医師または看護師といった医療従事者しか扱うことが許されていません。

そのため1回あたりの施術費用はどうしても高くなってしまいますが、脱毛効果も非常に高いですね。

MEMO
1回あたりは高くなっても、その分、効果が高く施術回数が少なくなるのでクリニックの方が結果的に脱毛エステよりも安く済むケースが多いです^^

永久脱毛ができるのは美容クリニック(医療機関)だけ

永久脱毛ができるのは美容クリニック(医療機関)だけ
光脱毛では毛が生えている部分にダメージを与える程度の効果しかありませんが、医療レーザー脱毛では毛根を破壊することができます。

毛根が破壊されると毛が生えてくることができなくなるので、永久脱毛が可能というわけですね。

ちなみにエステサロンで行われる脱毛は永久脱毛ではなく減毛効果しかないので、脱毛が完了しても数年後、数十年後にまた毛が生えてくる可能性があります。

またエステサロンでは満足できる脱毛効果が出るまでに

  • 2年以上通う
  • 20回以上脱毛を受ける

といったように、長い時間と多くの回数が掛かってしまう点もデメリットです。

単純に「安いから」「芸能人がCMに出ているから」といった理由で以前はエステサロンに通っていた方が、永久脱毛を求めて美容クリニックを訪れてくるというパターンはかなり多いですね。

MEMO
他にも脱毛中に万一、赤みや火傷などの症状が出てしまった場合でも、医療機関である美容クリニックでは、すぐに処置や薬の処方が可能です。医師がいないエステサロンの場合は処置することができません。こういった安心感も医療機関で脱毛を受けるメリットです。

主流となっているレーザー脱毛器の種類

主流となっているレーザー脱毛器の種類
美容クリニックでは

  • 脱毛部位
  • 毛の濃さ(太さ)
  • 肌の色み
など、条件によって複数のレーザー脱毛器を使い分けて脱毛を行っています。

最近、美容クリニックでよく使われてるのは次のようなレーザー脱毛器。

美容クリニックで扱うレーザー脱毛器
  • 【アルマレーザーズ社製】ソプラノアイス・プラチナム
  • 【アスクレピオン社製】メディオスターNeXT PRO
  • 【ルミナス社製】ライトシェア・デュエット
  • 【キャンデラ社製】ジェントルヤグ
  • 【キャンデラ社製】ジェントルレーズPRO

だいたいこのあたりのレーザー脱毛器のどれか(あるいは複数)が導入されていますね。

脱毛器によって出せるレーザーの種類が異なる

脱毛器によって出せるレーザーの種類が異なる
先ほど5つの脱毛器を紹介しましたが、それぞれ出すことのできるレーザーの種類(波長)が異なります。

脱毛器ごとに出せるレーザーの種類が違う
  • ソプラノアイス・プラチナム(→アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザー)
  • メディオスターNeXT PRO(→ダイオードレーザー)
  • ライトシェア・デュエット(→ダイオードレーザー)
  • ジェントルヤグ(→ヤグレーザー)
  • ジェントルレーズPRO(→アレキサンドライトレーザー)

ヨッピー

ソプラノアイス・プラチナムは3種類のレーザーを同時に出すことができる、最新の脱毛器ですね。
レーザーの種類と到達深度

レーザーの種類と到達深度 出典:アリシアクリニック

レーザーの種類の違いというのは、(簡単に言えば)皮膚内でレーザーが到達できる深さの違いになります。

毛根の位置は生えている部位や太さによっても違うので、それに合ったレーザーを使用することがポイント。

なので、ソプラノアイス・プラチナムの場合は、3段階の深さに到達できるレーザーを一気に照射することができるので、

  • 産毛
  • 細い毛
  • 毛根が深い位置にある太い毛

まで効率的に脱毛できるというわけです。

ですが、各脱毛器メーカーもどんどん新しい脱毛器を開発していくので、1〜2年ぐらい経つとすぐに新しい脱毛器が入ってきたりすることはよくあります^^;

ヨッピー

導入当初はメーカーや代理店の方に来てもらって、みんなで研修などを受けたり、スタッフ同士で試し打ちをしたりしています^^

美容クリニックには針脱毛もあるがニーズは少なめ

美容クリニックには針脱毛もあるがニーズは少なめ
医療機関で行われる脱毛にはレーザー脱毛以外にも、毛穴に直接針を挿し、電気を流して毛根を破壊する医療絶縁針脱毛もあります。

ですが、行っている美容クリニックはそう多くありませんし、そこまでニーズも高くありません。

  • どうしてもレーザー脱毛で抜け切れない毛を針脱毛で脱毛する
  • 乳輪や大きめのホクロがあるなど色素が濃い部位の脱毛に対応する

という感じです。

ですので、基本的には医療レーザー脱毛について知っておけばまずは大丈夫です。

では次に医療脱毛中の看護師の介助について、次のページで説明したいと思います^^