【回答サンプル付】美容クリニックの看護師面接でよくある質問【10選】

【回答サンプル付】美容クリニックの看護師面接でよくある質問【10選】

こんにちは、美容看護師として働くヨッピーです^^

ここでは私自身が美容クリニックの面接を受ける中で、実際に受けたことがある質問やよく聞かれる質問をピックアップしました。

そして、その質問の意図や回答のポイントなどをサンプル付きで紹介したいと思います。美容クリニックへの転職を考えている、あるいは実際に面接を控えている看護師さんの参考になればと思います。

ここではかなり一般化して質問の回答を作っているので、これを参考にしながら自分なりにアレンジして使ってもらえればと思います。

もし面接が苦手、考えるのが難しいと感じるのであれば、転職コンサルタントさんと相談しながら、対策を練ってみるのも有効ですよ^^

美容クリニックでよくある質問10選

美容クリニックでよくある質問10選

ヨッピー

【質問】部分をタップすると、質問の意図や回答サンプルなど解説部分が表示されます!
良い回答例
私が美容クリニックで勤務したいと考えたのは、私自身が美容クリニックで施術を行った際に、看護師からの優しい声掛けですごく気分が楽になったという経験をしたためです。そして、実はその経験をしたのが貴院だったのです。私もこういった看護師になりたいと感じたので、志望しました。

悪い回答例
求人票を確認して、給与が高い印象を受けて志望しました。また、クリニックの写真をホームページで確認しましたが、すごく綺麗な印象を受け、こういったところで働きたいなと感じました。

ヨッピー

給与や外観が綺麗というのは、他の美容クリニックでもありえますし、逆にそうでなくなったら辞めるのか?となってしまいます。
質問の意図&回答のポイント
いわゆる志望動機ですが、最も知りたいことは当院に対して間違った認識をしていないか、という点です。言い換えると、長く勤務してくれる人材かどうかを見極めるための質問となります。基本的には、ホームページで確認した内容に共感した、という感じがベターですね。ベストな内容としては、実際に施術を受けて感銘を受けた、という内容です。これが一番説得力がありますし、採用担当側も喜びます。
良い回答例
貴院のホームページを拝見したところ、美容外科のオペをいろいろとされているということで、オペ介助に興味があります。その他にもアンチエイジングなどにも興味がありますし、貴院で行っている内容を早く覚え、お客様が笑顔になれるようなサービスを提供していきたいです。

悪い回答例
私は豊胸のオペ介助に興味があります。もともとオペ介助の経験がありますので、オペ介助ならすぐに慣れると思います。どちらかというと化粧品の販売とかお客様への説明業務とかは苦手なので、オペ介助を中心にやっていきたいです。

ヨッピー

オペ介助しかできないという印象を持たれてしまい、使い勝手の悪い印象になってしまいます。
質問の意図&回答のポイント
美容クリニックには多くの施術内容があります。その中でどういったことに興味を持っているのか、ということになるのですが、実はあまり具体的な回答は必要ありません。というのも、具体的にすればするほど、クリニックの行っている業務とは離れてしまう可能性があるためです。特に美容クリニック未経験の場合には、具体的な内容よりも「扱いやすい」と思われるような回答が望ましいです。
良い回答例
私はもともと3年間は病院で勤務して、それから美容クリニックで働くことを決めていました。美容クリニックで最初から働きたいという気持ちもあったのですが、まずは看護師としての基礎を身に付け、それから美容業界に入った方が、より早く貢献できるようになると考えたためです。

悪い回答例
前の職場では、賞与のカットがあったのが転職の一番の動機です。ただ、それまでにも残業が多かったり人間関係があまり良くなかったりで、不満は持っていました。そういった中で、美容クリニックで働きたいという気持ちを前々から持っていたので、このタイミングで転職することにしました。

ヨッピー

賞与カットは美容クリニックでも当然起こりうることですし、お金にうるさいという印象になってしまいます。そうなると、給与関係でのトラブルも発生しやすいため、採用されにくくなります。
質問の意図&回答のポイント
どういったことで転職を考えるようになるのか、という部分を重点的に見ています。NGとなりやすい項目として、給与・休日・残業・研修体制・人間関係です。この項目を全く口に出してはいけないということはありませんが、強調してしまうとよくありません。というのも、全て状況によって変動する可能性があるものであり、面接を受けている美容クリニックでも可能性があるためです。その時にすぐに辞められてしまう人材、というレッテルを貼られてしまうと、採用には至らない可能性が高くなります。
良い回答例
特に大きな不満があったわけではなく、次のステップとして、前から興味があった美容クリニックで働きたい、年齢的にも今がベストではないかと思いました。クリニックではすぐに勤務できる看護師を探していると聞いたことがありましたので、まずはいったん退職し、いつでも勤務可能な状態にして、今日の面接に臨みました。

悪い回答例
前の職場は給与は安いし残業は多い、それに休日出勤も多かったんです。早く辞めたいという看護師が多く、順番待ちで退職していくといった環境でした。私も精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまい、理由どうこうというよりもとにかく辞めたい、となっていましたね。

ヨッピー

どんなにひどい職場であっても、悪口を言う看護師を採用したいとは思いません。採用した後で、仮に退職となった場合に同じように他の面接で言われる可能性を考えるためです。
質問の意図&回答のポイント
この質問は、前の職場への不満を吐き出させようとする誘導質問です。何も考えずに前の職場の不満をぶちまけてしまうと、採用されにくくなります。逆に、不満があったわけではなく、前向きな理由になっていると好印象を持ってもらえる可能性が高まります。
良い回答例
私の看護観はお客様の笑顔のためにできることをする、といった感じですね。病棟で勤務している際も、患者様が今どういったことを欲しているか、そしてどんなことをすると笑顔になるかを考えて処置をしていました。この感覚は職場が美容クリニックに変わっても、同じように持っていきたいと思いますし、貴院のホームページにもそういったことが書かれていましたので、看護観を大切にしながら仕事ができる職場だと思いました。

悪い回答例
私の看護観はミスをしないようにする、確実に仕事をこなすということでしょうか。今までバタバタと仕事をこなしてきたので、看護観について考えたこと自体、ほとんどありません。看護師として与えられた仕事を確実にこなしていきたいと思います。

ヨッピー

主体性がなく感じてしまう可能性が高いです。どういった看護観が良いというわけではなく、看護師として積極的に前向きに仕事に取り組んでいる姿勢が大切なのです。
質問の意図&回答のポイント
ここでは看護観と書きましたが、どんな看護を行っていきたいか?といった質問になることが多いですね。ここでは特に相手に合わせる必要はないですが、ホームページなどでこういった看護を目指しています、といった記述がある場合は、その内容に共感したといったことも含めると印象が良くなります。また、出来るだけ具体的な事例を挙げながら話をすることが大切になります。そうしないと、本当に思っているように聞こえないためです。
良い回答例
私は内科病棟での勤務を3年間経験しています。内科病棟は比較的症状の安定した方も多く、他の部署と比べるとゆったりとしていた印象があります。採血や点滴、注射を行う機会は多くありましたので、貴院でも活かせるのではないかと思っています。また、患者様からの相談を受けるのは好きでしたので、貴院でもお客様の話をしっかりと聴き、適切なアドバイスをしていきたいと思います。

悪い回答例
私は今まで外科系の病棟で勤務していました。術前術後の患者様が多かったので、説明業務や経過の中での医療措置などが多かったです。あまりじっくりと関われる環境ではなく、目まぐるしく患者様も入れ替わりますし、常に走り回っているような環境の中で仕事をしていました。

ヨッピー

その経験をどう美容クリニックで活かすかの話がありません。
質問の意図&回答のポイント
どんな経験があるかを問う質問ではありますが、実際にはどういった経験があるかはあまり重要視されていません。それよりも美容クリニックでどのように活かしていくかのイメージができていることが重要になります。
良い回答例
私は看護師として5年間勤務する中で、患者様とのコミュニケーション能力を磨いてきました。心配なことがことがある時の表情を見分けることができ、すぐに声掛けをすることができますので、貴院でご縁があった際には、お客様の不安な点をいち早く察知し、安心してもらえるように対処していきたいと思います。

悪い回答例
看護師としての経験が5年ありますので、基本的な看護スキルはあります。また、ずっと休みなく仕事をしてきていますので、体力にも自信があります。

ヨッピー

理由が弱く、アピールになっていません。
質問の意図&回答のポイント
自己PRは看護師の面接であまり言われることはありませんが、美容クリニックの場合は可能性があります。この自己PRで重要なのは、短時間でいかに自分を魅力的に表現するかです。これはお客様に対して商品をPRすることもありますので、その際に必要なスキルにもなります。美容クリニックが何を求めているか、そして自分がそれをどうこなせるかを伝えることが大切です。またダラダラと話すのではなく、簡潔に話すこともポイントです。
良い回答例
私の強みはとにかく笑顔で仕事ができることです。声も大きいですね。このことは自信を持って言うことができます。また、人とコミュニケーションを取ることが上手と言われますので、どんどん話をしていき、関わりを深めていきたいと思います。

悪い回答例
強みと言えるものは特にないですが、普通に仕事をこなしてくることはできています。言われたことはきちんとこなしていくことはできると思います。

ヨッピー

自主的な感じがせず、あまり明るい感じがしません。美容クリニックの場合、接客業としての意識も高く持つ必要があり、その部分に欠けているように判断されてしまう可能性があります。
質問の意図&回答のポイント
強みや長所というのは、自分自身が自信を持っていることがあるかどうか、という部分に対する質問です。つまり、答えるものがないと自信を持てるものがない、ということになります。自信を持っているものを率直に伝えるようにしましょう。相手が求めるものや美容クリニックで活かせるものと、自分の自信があるものが、一致していればなおさら良いですね。
良い回答例
相手のことを色々と考えてしまい、すぐに行動へ移せないことがあります。そういった時は、先輩看護師に相談するなどし、周りの方からのGOサインを頂いて、行動に移すようにしています。

悪い回答例
ちょっと気が短いところがあると思います。あとおっちょこちょいなところもあると言われたことがあります。

ヨッピー

短所ではあるかもしれませんが、客観的に見てという感じではありません。内容が薄く、質問の意図に沿った回答になっていません。
質問の意図&回答のポイント
弱みや短所というのは、自分自身を客観的に見ることができているかどうかを判断するものです。客観的に見ることができないとなると、お客様とのトラブル等が多くなってしまいます。単に弱みや短所を知りたいわけではなく、それをどう改善するのか、あるいは補うのかについてもセットでアピールすることが大切です。
良い回答例

  • 院長の治療方針をホームページやアメブロで拝見し、感銘を受けました。今までの中で難しいお客様にはどういった方がいらっしゃいましたか?
  • 非常に分かりやすく仕事内容などを説明頂き、有難うございます。私は美容クリニックでの勤務が初めてになりますが、特に気をつけた方が良い点などあれば教えて頂ければと思います。
  • お客様の年齢層はどういった感じですか?また、どういった施術を希望される方が多いですか?
  • もしご縁があって入職させてもらえた場合、事前に何か準備や勉強をしておいた方が良いことはありますか?

悪い回答例

  • 特にありません。
  • 今のところは特に大丈夫です。
質問の意図&回答のポイント
質問があるということは、それだけ真剣に考えているということにつながります。質問を上手に行っていくことは接客業でも重要なこと。いわゆる「質問力」というものですね。そういったことも試されています。ちなみに収入や残業、お休み、勤務条件などは非常に気になるところですが、質問の仕方に気を付けましょう。できればそういった内容は転職コンサルタントを通じて確認してもらった方がベターです。

【まとめ】自分の言葉で伝えよう

いかがでしたでしょうか?

ここに例としてあげたものはあくまでもサンプルです。

面接では変に取り繕ったり自分を大きく見せたりするようなことはせず、等身大のアナタを自分のオリジナルの言葉で伝えるようにしてくださいね^^

そうすれば口下手でもあなたの思いは伝わるはず!もしそれで落ちてしまったら縁が無かったということです。

頑張って活動していきましょう!