【美容看護師の学習方法】美容クリニックで扱う専門知識の学び方

【美容看護師の学習方法】美容クリニックで扱う専門知識の学び方

こんにちは、美容看護師として働くヨッピーです^^

美容クリニックで働く上では最低限、看護師として必要な解剖生理や基礎看護技術などは身につけておかないといけません。

その上で、他に何が必要となるかお話ししようと思います。

美容クリニックで必須となる肌の知識と勉強のコツ

美容クリニックで必須となる肌の知識と勉強のコツ

美容クリニックの施術では、主に肌についての知識がまずは必要となります。

皮膚科の授業などは、あまり看護学校でも深くは習わなかった部分かと思います。

シミ1つとっても種類は多数あり、そのシミがどんな種類でどんな機序でできるものなのか?アザとの識別や、それぞれの病態で適応がある施術も違います。

看護師用の教科書ではなかなか対応しづらく、私は医師の皮膚科学の教科書でベースをまず作りました。

そしてお客さんの肌を見ながら、先輩看護師のトークや医師の施術を数多く見て学びました。

最初は自分の肌や身近な人の肌を見て症状を当てはめていくと興味を持ちやすく、知識としても定着しやすいと思います。

主体性が美容看護師としての将来を決める

主体性が美容看護師としての将来を決める

美容クリニックでは自分に知識がなかったとしても、先輩に言われた通りにレーザーや光を照射する流れ作業で、ある程度は成り立ってしまう部分があるのは事実。

ですが、そこに甘んじてしまえば、ただの「照射する機械」と同じです。

やりがいやスキルアップは見込めませんし、面白くもないので早期離職につながると思います。

どれだけ自分が興味を持ち、主体性を持って働けるかが、美容看護師としてのあなたの将来や力量を決めるポイントになります。

MEMO:移り変わりの早い美容業界
美容業界では新しい施術が入ってくるペースが物凄く速く、流行りの施術や機械がどんどん入れ替わっていきます。

お客さんも最先端の美容情報を得るため広くアンテナを張っている方がたくさんいらっしゃるので、医療の知識だけではなく、美容やメイクなど自分自身も常に新しいものを知る努力も美容看護師には必要と言えます。

ヨッピー

「努力」とは書きましたが、このあたりは興味がある人であれば何の苦も無くできるところだと思いますよ^^

美容でも救急対応は最低限身に付けるべき

日本ACLS協会の公式サイト

BLS講習を主催している「日本ACLS協会」

美容クリニックでは日帰り手術が多く行われます。日帰りといっても、局所麻酔の手術だけではありません。

全身麻酔手術でも、基本的に日帰りで帰宅してもらうことが大半です。

手術前後の看護や術中介助などは、美容クリニックだけでなかなか十分学べるものではありません。

いま病棟や手術室で働いていて、将来美容での勤務を考えている方は、今の勉強が将来にも生きてきます。決してムダにはなりません。

そして大きな手術を行う美容クリニックであれば、急変が起こることももちろんあります。医療機関である以上、何もできないでは済まされません。

今までクリニックだけしか働いたことがないという方は、救急時の対処だけでもできるように知識をつけるべきですね。

ヨッピー

病棟経験がない方は、BLS講習などを利用すると良いと思います。日本ACLS協会主催のものが全国で開催されていますよ^^
参考 BLS受講なら日本ACLS協会日本ACLS協会

スキルアップのためのプラスαの資格

スキルアップのためのプラスαの資格

美容クリニックという仕事柄、「美」に関して興味がある看護師が多く、その延長で次のような資格の取得に励む看護師もいます。

  • スキンケアアドバイザー
  • エステティシャン
  • ネイリスト
  • アロマセラピスト
  • リフレクソロジー
  • 栄養関係の資格

など色々な資格を取得している人がいます。

お客さんと話をするネタにもなりますし、美容クリニックによっては1万円程度の資格手当がもらえたりします。

私が知っている美容クリニックでは、サプリメントアドバイザーが資格手当の対象になっています。

ヨッピー

スキンケアアドバイザーであれば日本スキンケア協会主催のモノが良さそうですね^^

美容関連以外で言うと、英語力を鍛えてTOEICや英検を受けたり、韓国語を勉強してハングル能力検定や韓国語能力試験を受ける看護師もいます。

都内のクリニックでは外国からのお客さんが増えていて英語が喋れる看護師は重宝されますね。あとは韓国のお客さんも増えています。

韓国って美容整形大国のイメージがありますが「日本の方が整形技術が高いから」という理由でわざわざ日本に整形を受けに来るんですよね。

資格を取ったからといって採用の合否に大きく関わるものではありませんが、その美容クリニックが展開する施術に関するものがあれば、面接などでアピールポイントになると思いますよ^^