こんにちは、美容クリニックで看護師として働くヨッピーです^^
美容クリニックに転職しようと考えている看護師さん向けに、美容クリニックでおこなわれる代表的な施術である脂肪吸引について詳しく解説をしていきます。
美容クリニックで行われる脂肪吸引術について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
数年前には大手の美容整形外科で脂肪吸引手術中の死亡事故が発生したことから、「危険な手術」や「怖い手術」といったイメージを持っている人も多いかもですね。
ヨッピー
ですが、実際には脂肪吸引の手術で危険なことはほとんどありませんし、麻酔の技術にも長けた医師がしっかりとお客さんの呼吸や循環動態を管理しますので安全です。
ここでは脂肪吸引術の概要について説明していきたいと思います^^
具体的な看護師のオペ介助(間接・直接)については、コチラのページで詳しく解説しています!
【脂肪吸引編・オペ介助】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助Contents
【概要】美容クリニックでおこなわれる脂肪吸引
リバウンドの心配が無い究極のダイエット法
脂肪吸引手術は、ストローのような”カニューレ”と呼ばれる細い金属製の器具を直接脂肪に挿入して吸引し、脂肪を取り除いく施術です。食事制限や運動を全くすることなく直接脂肪を取り除くので、楽して痩せられる究極の方法として女性に強い支持を得ています。
また、脂肪吸引では脂肪の元となる「脂肪細胞」という細胞自体を取り除くことができるので、リバウンドの心配がありません。
メソセラピー(脂肪溶解注射)や他の一般的なダイエットですと、必ずリバウンドの問題が出てきますが、脂肪吸引にはリバウンドの心配がないことも大きな魅力となっています。
入職前から細かな脂肪吸引術の違いを意識する必要はあまり無い
脂肪吸引に使用する機械や脂肪への麻酔の散布方法などの違いによって、各美容クリニックが様々な脂肪吸引を提案しています。
美容外科クリニックへの転職を検討している看護師さんからすると、種類がたくさんありすぎて何のことかさっぱり分かりませんよね^^;
脂肪吸引に使われる機械はどんどん進化していっているため、機械の性能の違いは脂肪の除去率やダウンタイムの長さに直結します。
また、脂肪吸引する前の麻酔の散布方法や麻酔薬の種類の違いによっても、仕上がりの滑らかさやダウンタイムに影響が出ます。
そういった違いによって美容クリニックは各々他院との違いを強調して、顧客獲得に勤めています。
しかしながら、美容クリニックで働く看護師の私からすると、機械や麻酔の違いはお仕事内容には大きく影響しないことが多いです。
ヨッピー
20代~40代の女性に人気の脂肪吸引
脂肪吸引の手術を受けるお客さんの年齢層は20代半ば~40代くらいまでの女性が多く、部位としては
- 太もも
- お腹
- お尻
などが人気です。
時期としては秋~冬にかけて手術をする方が多く、夏に備えて痩せたいと希望される方が大半ですね。
男性の脂肪吸引は女性と比べるとかなり症例数は少なく、男性は30人に1人ぐらいでしょうか。
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男性の場合、太っている原因がそもそも内臓脂肪であることが多いです。
脂肪吸引で吸引できる脂肪は皮下脂肪のみなので、内臓脂肪で太っている男性の方は脂肪吸引術の治療適応となりません。
そういった理由もあって、男性の脂肪吸引術の症例数は少なくとどまっています。
(症例数は減少傾向)メソセラピーによる脂肪融解が人気
脂肪吸引術の症例数は美容クリニックによっても異なりますが、平均すると年間数例~数十例ほどの場合が多いです。
脂肪吸引の場合美容クリニックによっては機材がなく施術を行っていない場合も多いため、症例件数は目や鼻といった顔の整形手術と比べると非常に少ないのが現状です。
また、近頃は脂肪吸引術よりも手軽で安価なメソセラピーが人気が高くなっていることもあり、症例数は今後ますます少なくなると思われます。
では次のページで脂肪吸引のオペ介助や脂肪吸引をおこなう部位ごとのポイントについて解説していきたいと思います!
【脂肪吸引編・オペ介助】美容外科/美容皮膚科で働く看護師のオペ介助