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元:転職コンサルタントの鈴木さんに原稿を依頼
この美容皮膚科クリニック編と美容外科クリニック編のカテゴリーは過去、2社の看護師転職サイト(人材紹介会社)に約8年間勤務されていた、元:転職コンサルタントの鈴木さん(仮名)にお願いして原稿を書いてもらいました。
基本的に、私が話せるのは自分の仕事経験や自分の転職経験だけ。
数多くの看護師さんと面談をし、美容皮膚科クリニックへの転職をサポートしてきたコンサルタントさんであれば、
- 転職に失敗しないための考え方
- 求人選びやクリニック選びのポイント
- 面接のコツや選考のポイント など
私とは違う視点でアドバイスしてもらえると思ったので、無理を承知でお願いしてみました^^;
これから美容皮膚科クリニックの求人を探して応募しようとしている看護師さんの参考になれば幸いです。
美容外科クリニックに興味がある看護師さんは【美容外科クリニック編】をチェックしてみてください。
(管理人:ヨッピーより)
4通りに分けられる美容クリニック
美容外科クリニック編
- 【概要】美容外科クリニック
- 【Case1】企業主導の美容外科クリニック
(例)湘南美容外科クリニック/品川美容外科/高須クリニック/東京美容外科 - 【Case2】医師主導の美容外科クリニック
(例)大塚美容形成外科/共立美容外科/城本クリニック/聖心美容クリニック
- 【概要】美容皮膚科クリニック(→今はココ)
- 【Case3】企業主導の美容皮膚科クリニック
(例)シロノクリニック/品川スキンクリニック - 【Case4】医師主導の美容皮膚科クリニック
(例)赤坂ビューティークリニック/自由が丘クリニック/広尾皮フ科クリニック
美容皮膚科クリニックへの看護師転職のポイントと注意点
鈴木さん
転職サイトに勤務していた時、面談で美容クリニックを希望している旨の話を看護師さんから聞いていると、「条件は美容外科だけど仕事内容は美容皮膚科」というパターンがけっこうあります。
どういうことかというと、
転職希望の看護師さん
- 給料が月給35万以上は欲しい
- オペ介助よりもレーザー脱毛に携わったり診察介助がしたい
インセンティブを含めずに月給で35万円以上というのは、基本的に美容外科のオペがメインでないと少し難しいですし、レーザー脱毛や診察介助は美容皮膚科がメインになります。
つまり、看護師さんの中には美容外科と美容皮膚科を混同している方が多いということです。
確かに、美容外科と美容皮膚科はどちらがメインかというだけであって、どちらしか行っていないというケースは少ないです。
例えば美容外科でもアンチエイジングを行っていますし、美容皮膚科でもプチ整形などを行っています。また、レーザー治療などは美容外科・美容皮膚科双方で積極的に行っているケースも多いです。
その中で、美容外科と美容皮膚科の違いを明確に理解してもらうために、ここでは美容皮膚科を希望する際の注意点などをお伝えしたいと思います。
美容皮膚科ってどういう所?皮膚科や美容外科との違い【元:転職コンサルタントが明かす】美容外科クリニックへの看護師転職のポイントと注意点美容外科ってどういう所?整形外科や形成外科との違い
エステサロンに似ている美容皮膚科では接遇マナーが重要
美容皮膚科はエステサロンと似たようなところがあります。
美容皮膚科は皮膚を綺麗にするのが主な治療になりますので、美白やシミ・しわ対策などをレーザー治療で行っていくことが多いです。
医療用レーザーはもちろん医療機器ですので、エステで行うことはできませんが、美白などに対するサービスを行うという点ではエステと変わりません。
違う点は料金面と医師を始めとする医療従事者が対応しているかどうかです。
もちろん、医療従事者が行う治療とエステティシャンが行う施術は全く違いますが、「仕事の流れ」は似ているということですね。
そのため、美容皮膚科を希望する看護師は、エステティシャンと同じような接遇マナーを身につけておくことが大切になります。
「営業ノルマなどは特にない」と言われる美容皮膚科が多いですが、それでも化粧品を勧めたりレーザー治療などを勧めたりすることはあります。
言葉使いや相手の話を聞く姿勢などが、美容皮膚科で仕事をする際に重要になってきますので、面接時の選考基準の1つにもなります。
鈴木さん
美容皮膚科でも美容をほとんどやっていないケースもあるので注意
美容皮膚科を標榜するクリニックには、
- 美容外科・美容皮膚科になっているケース
- 美容皮膚科・皮膚科になっているケース
- 2番目にさらに形成外科が加わっているケース
この中で美容皮膚科を掲げているにも関わらず、あまり美容皮膚科の診察や治療を行っていないところもあるので注意が必要。
特に2番目の美容皮膚科・皮膚科を標榜しているクリニックはその傾向があるので少し注意です。
クリニックでは標榜する術科をクリニックが自由に決めることができますが、選択するのは患者さんです。
つまり、いくらクリニックが「うちは美容皮膚科をやってますよ」といっても、一般皮膚科の患者さんしかこないケースもあるのです。
鈴木さん
やはり”美容”のジャンルでは、外装や内装がオシャレな感じのクリニックになっていないと、なかなか選択されません。
そして、美容皮膚科・皮膚科のクリニックで、一般皮膚科の患者さんしかこないクリニックであっても、それはそれで採算が取れていれば理事長や院長は特にそれを問題視しません(当たり前といえばあたり前)
ですが、美容皮膚科を希望して就職した看護師からすると、ちょっと不満に思いますよね!?
クリニックの場合は面接が院長になることが多いですが、あまり細かく説明をしてくれないケースもあります。
自分から確認していくか私のような転職コンサルタントに聞いてもらうことが大事です。
美容皮膚科は給料が非常に良いわけではないがメリットも
美容皮膚科は給料が非常に高いという考えで就職を希望すると、希望と違ったということになりかねません。
冒頭でも説明した通り、給料が高いのはどちらかというと美容外科です。
しかし、美容皮膚科には給料以外のメリットが存在することがあります。
例えば、休日。
美容外科は土日祝関係なくローテーションで4週8休が多いですが、美容皮膚科は個人クリニックも多いため日祝休みのところも多いです。
つまり、美容皮膚科には一般的なクリニックのメリットも残されているのです。
自由&保険診療で経営が安定=看護師の給料も安定する
また、先ほど紹介したような完全な自由診療ではなく、保険診療もあわせて行っているクリニックがあります。
そういった美容皮膚科クリニックは、給料が高いわけではないですが安定します。
これは自由診療だけではなく保険診療も行うことで経営が安定するためです。
保険診療も行っているということは、患者さんからすると気軽に行くことができるクリニックということ。
自由診療は自費診療とも言われており、全てが自費となるため高額になってしまわないかと心配する方も多いです。
保険診療を行っているということで安定した集客ができ、それがクリニックの信頼性につながり、そこから美容皮膚科のサービスにつながることもよくあります。
美容皮膚科の中でも、そういった経営をしているクリニックを選ぶようにすると、長い目で見ると安定した状態で仕事ができる可能性は高いですね。
鈴木さん
次は企業主導と医師主導の美容皮膚科の違いについて
ざっくりと美容皮膚科クリニックを受けるにあたっての概要をお話しました。
次は美容皮膚科クリニックの中でも
この2つの美容皮膚科クリニックの違いについて解説します。
4通りに分けられる美容クリニック
美容外科クリニック編
- 【概要】美容外科クリニック
- 【Case1】企業主導の美容外科クリニック
(例)湘南美容外科クリニック/品川美容外科/高須クリニック/東京美容外科 - 【Case2】医師主導の美容外科クリニック
(例)大塚美容形成外科/共立美容外科/城本クリニック/聖心美容クリニック
- 【概要】美容皮膚科クリニック(→今はココ)
- 【Case3】企業主導の美容皮膚科クリニック
(例)シロノクリニック/品川スキンクリニック - 【Case4】医師主導の美容皮膚科クリニック
(例)赤坂ビューティークリニック/自由が丘クリニック/広尾皮フ科クリニック