【後悔する前に】美容クリニックの求人票【5つのチェックポイント】

【後悔する前に】美容クリニックの求人票【5つのチェックポイント】

こんにちは、美容看護師として働くヨッピーです^^

これから初めて美容外科や美容皮膚科クリニックに転職を考えた時に、まず最初に見るのが求人票です。

一般病院や大学病院とは大きく変わるクリニックの求人情報について、チェックすべきポイントや見方を現役看護師が5つほど紹介していきたいと思います。

ヨッピー

応募する前に必ずチェックして、面接で直接話を聞いたり、事前に転職コンサルタントに確認するようにしてくださいね^^

【給料1】基本給と手当の配分に注意!

【給料1】基本給と手当の配分に注意!

美容クリニックの求人には月給35万円~といった表記がよくされています。「美容は給料が高い」というイメージがありますよね!?

給料には基本給と手当がありますが、美容クリニックでは基本給は低く設定されていて、手当て底上げをしているケースが多く見られます。

それがどう影響するかと言うと、ボーナスに大きく関係してきます。

ボーナス(賞与)はご存じのとおり、基本給を基準に支給される事が多いです。

例えば、毎月の月給が同じ35万円で、1回のボーナスが基本給2ヶ月分の美容クリニックがあったとします。

  • 月給35万(基本給18万+手当17万)の場合
    ⇒ボーナスは18万×2=36万円
  • 月給35万(基本給25万+手当10万)の場合
    ⇒ボーナスは25万×2=50万円

という計算になります。

これが年2回のボーナスになると年間で28万円の収入差(50万-36万=14万円の2回分)が出てきます。

ヨッピー

約30万円ですから、けっこうイイ海外旅行にいけちゃいますよね!?

つまり月給が同じであっても、基本給と手当の配分によってボーナスの金額が大きく変わってくるということです。

またボーナスについて、一般病院では「1年あたり4ヶ月分」が一般的な賞与額になりますが、美容では「ボーナス無し~2ヶ月分」といったところもあるので、月給の金額だけに惑わされない事が重要です。

【給料2】報奨金の条件や金額に注意!

【給料2】報奨金の条件や金額に注意!

また、「報奨金あり(インセンティブあり)」という条件もよく設定されています。

報奨金というのは、クリニックによって支給基準が大きく異なります。実際、クリニックの売上によって10万以上支給される所もありますし、表記はされていても実質支給されていない所もあります。

「実質支給されていない」というのは、報奨金制度自体はあっても目標金額を高く設定しているため、結局達成できずじまいで報奨金が支給されることはない、という意味です。

報奨金アリという条件が嘘とまでは言いませんが、実際のところ「その目標金額は無理でしょ!」みたいなことだと、報奨金制度は無いのと同じですよね・・・汗

このように無理な目標金額を設定するクリニックもあるため注意が必要です。

働いている看護師やスタッフ、転職サイトなどから情報を得ることが大事ですね。

ヨッピー

なお報奨金(インセンティブ)や営業ノルマについては以下の関連記事で詳しく解説しています。
【看護師にノルマはあるの?】美容クリニックの営業ノルマとインセンティブ【看護師にノルマはあるの?】美容クリニックの営業ノルマとインセンティブ3つの事例【美容クリニックの営業ノルマ】看護師の給与・ボーナスへの影響は?3つの事例【美容クリニックの営業ノルマ】看護師の給与・ボーナスへの影響は?美容外科/美容皮膚科クリニックの営業ノルマに関するまとめ【向き合い方のコツを紹介】美容外科/美容皮膚科クリニックの営業ノルマに関するまとめ【向き合い方のコツを紹介】

【休日】お休みが自分の生活スタイルに合うかどうか

【休日】お休みが自分の生活スタイルに合うかどうか

美容クリニックは基本夜勤ナシで日勤のみ。決まった定休日がなくシフト制を導入しているクリニックが多いです。

通常、土日や大型連休の時にお客さんが多く来院されるため、世間の休みは美容クリニックの繁忙期となり、平日休みが多くなりがち。

お盆休みや正月休みも同様ですね。

生活スタイルによっては、他の友達や彼氏、家族とお休みが合わないといったケースも出てくるかもしれません。

自分の生活スタイルに合った就業シフトかどうか、そのあたりも気にしながらクリニックの求人をチェックしましょう。

美容看護師の夜勤や残業、お休み事情は?美容外科/美容皮膚科クリニックで働く看護師の夜勤や残業・お休み事情

【福利厚生】個人経営のクリニックは保険に注意

【福利厚生】個人経営のクリニックは注意

美容クリニックは、大手でも福利厚生が一般企業などに比べて手薄くなっている場合が多くあります。

最低限、社会保険完備かどうか、研修期間(多くは3~6ヶ月間)の時から加入できるかどうかあたりの確認は必須ですね。

大手の求人サイトや転職サイトから紹介される求人であれば、社保の部分はクリアしていることが比較的多いですが、個人経営の美容外科・美容皮膚科クリニックの場合は特に注意すべきポイントだと思います。

また、退職金なども一般病院で支給されるものが設定されていないケースもよくあるので、長く勤務を考えるのであれば注意が必要となります。

その一方、一般病院にはない特徴として、最新の施術を無料~格安で受けられたり、社割でドクターズコスメを購入できたりする美容クリニックも多いので、そのあたりも含めてトータルで考えてみるとイイと思いますよ。

美容クリニックの福利厚生【社割・手当・連休・有給】【社割・手当・連休・有給】美容クリニックで働く看護師の福利厚生まとめ

【勤務地】勤務院は1つのみか複数か

【勤務地】勤務院は1つのみか複数か

全国展開しているような大手クリニックだと、東京23区内だけで10院以上展開しているところもあります。

大手の場合、欠員枠が出た院に配属される場合もあるため、希望の院に配属されないこともやはりあります。

また、地域密着の小規模クリニックでも人員を効率よく運用するために、複数院をまたいで勤務する体系の所もあります。例えば、予約の混み具合によって今日は新宿院、明日は品川院に出勤などですね。

他にも新規院オープンのための立ち上げ準備やオープニングスタッフの教育のために、全くこれまでになかったエリアへの勤務を打診されることも可能性として無くはありません。

面接などで聞くことができれば、今後の院展開(店舗展開)などもサラリと聞いておくに越したことはありません。

勤務地が日によって変わる事は、人によってはストレスになると思うので、必ず勤務地や異動の有無は確認しておきましょう。

賃貸の場合は住居をどこにするのかにも関わってきますからね!

ヨッピー

一般から美容に転職をする場合は、求人情報をよく吟味して、納得できる転職ができるようにしましょう^^