こんにちは、美容看護師として働いているヨッピーです。
もう看護師を辞めたい・・・
これは以前、私が病棟で整形外科で勤務していた頃、毎日のように考えていたことです。
- 人手不足による体力的・精神的辛さ
- サービス残業
- 給料が安い
- 上司や同僚との人間関係
- ハードな夜勤
- 超過勤務
- 休みが取れない
など看護現場はすごくハード・・・みんな何かしら感じながら日々の看護に当たっていますよね。
いまは病棟を辞めて、美容外科クリニックに転職。
現在4年目ですが、楽しく働く事ができています。
ここでは私と同じように「看護師を辞めたい」と考えている方向けに、美容クリニックで働く選択肢を紹介したいと思います。
Contents
「辞めたい!」と思ったことのある看護師さんは4人中3人(74.9%)
知っている方もいると思いますが、医労連(日本医療労働組合連合会の略で、医療関係の職場で働く労働者の労働組合です)が、2017年に行った看護職員の労働実態調査によると、働いている看護師さんの実に約75%、つまり4人に3人が「仕事を辞めたい」と思ったことがあると回答しています。ヨッピー
仕事を辞めたいと思うことはありますか?
そして「仕事を辞めたい」と思った人の内、「辞めたいと思う理由」については、多い順に以下のような調査結果となっています。
仕事を辞めたいと思う主な理由は?
- 人手不足で仕事がきつい(47.7%)
- 賃金が安い(36.6%)
- 休暇が取れない(33.7%)
- 夜勤がつらい(27.9%)
- 仕事の達成感がない(26%)
- 職場の人間関係(19.7%)
- 家族に負担を掛ける(17.5%)
- 高度化についていけない(10.0%)
- 医療事故が不安(9.6%)
- その他(9.2%)
- 無回答(0.7%)
調査期間:2017年5月1日〜7月25日
有効回答枚数:33,402枚
ちなみに私の場合は、
- 人手不足で仕事がきつい
- 夜勤がつらい
ヨッピー
看護師の仕事は慢性的な人手不足が原因で、ほんと激務ですよね。仕事がつらい、看護師を辞めたい、と思ってしまうのも無理ないと思います。
ただ、せっかく看護の専門学校や大学に行って、一生使える看護師や准看護師の免許を取得したのに、看護の仕事を辞めるというのは非常にもったいなくないですか??
そう感じている看護師さんに知って欲しいのが、クリニックで働く「美容看護師」の存在です。
美容看護師は、さっき挙げた「辞めたいと思う理由」をほぼ全てクリアにすることができるんです。
クリニックで働く美容看護師って?
美容看護師とは、主に美容外科や美容皮膚科クリニックで働く看護師のことを指します。
美容クリニックでは、基本的にまず夜勤がありません。そして委員会活動や休日出勤を伴う勉強会・研修会もほとんどなく、残業も1~2時間程度です。
OLさんのアフターファイブではないですが、勤務終了後でも時間が比較的取れるので、お食事や買い物などをする時間もあります。
そして有給休暇も比較的取りやすいです。
私が勤務している美容クリニックだと、平均すると70%超ぐらいで有給を消化できています。ちなみに世間一般の有給取得率は厚労省の発表で48.8%ほどなので、比較するとかなり取得率は高いです。
そして、一番大事な給料に関してですが、美容外科クリニックであれば月給は30~40万円、美容皮膚科クリニックで月給25~35万円ぐらいが平均月収となっています。
これに売上に連動した「報奨金(インセンティブ)」やボーナスが加わるとかなりの高年収になります。
「なぜ夜勤や残業が無いのに、こんなに高給与なの?」と思うかもしれませんが、基本的に美容クリニックは保険診療ではなく自由診療なので、施術の価格設定は美容クリニックごとに任されています。
プチ整形に代表されるボトックス注射やヒアルロン酸注射であれば3~5万円ほど、二重整形であれば10万円程度、脂肪吸引や豊胸手術といった大型の施術だと100万円を超えたりもします。そのため、保険診療と比較するとかなりの売上になります。
特に、ウデの良い医師がいる美容クリニックであれば、口コミでリピーターが増えていき、月数千万円レベルの売上になります。人口の多い東京の有名美容クリニックともなれば1日で1千万円を超えたりします。
つまり、これだけ売上を上げることができていれば、そこで働く看護師も給与が高くなるのは当然だと言えますよね。
ヨッピー
美容クリニックのマイナス面は?
これだけイイ事ずくめだと、逆に怪しい・・・と思うかもしれませんが、当然マイナス面もあります。
まず美容外科/美容皮膚科クリニックに来られる方は、怪我や病気をされている人ではありません。当然ですが健常者です。健康な方がさらに美しくなりたい、肌を綺麗にしたい、という思いで訪れる場所です。
そのため、接遇マナーはかなり厳しいです。相当仲が良いお客さんでない限り、病棟でのフレンドリー過ぎる会話は美容クリニックにはありません。
お客様(患者さん)に対するスタンスが全く違うので、この感覚に慣れることができるかどうかによって、美容クリニックで長く働けるかどうかが決まります。
また、扱う診療内容が人によって基準が全く異なる「美容」というジャンルなので、同じように二重整形手術をしても、「目がパッチリしてすごく良くなった」と言ってくださるお客さんもいれば、「私が思っていたのと違う!」と言って怒るお客さんも中にはいます。
一般病棟であれば、基本的に病気やケガが完治すれば「GOAL(ゴール)」になりますが、美容クリニックは人それぞれイメージするゴールが異なるので、きちんとお客様の話を聞いて、仕上がりイメージを共有しないと後々のトラブルにつながります。
そういったヒアリングのセンスみたいなものはある程度は必要ですね。
クリニックに専属の美容カウンセラーがいるようなところであれば、看護師はお客さんの対応をそこまでしません。ですが、小さい美容クリニックであれば、看護師がカウンセリングを兼務するケースもあります。
最後に美容クリニックは狭き門です。
最初に書いたように、これだけ待遇や条件が良いので看護師からの応募も多いです。そのため最初の書類審査で落とされるケースもかなりあります。
ヨッピー
そして、条件の良い美容クリニックの求人は、あまりオモテに出てきません。
人材紹介会社が運営する転職サイト内の「非公開求人」という形で、既にサイトに登録済の看護師さんの中から、美容クリニック側が求める条件に合致する人に優先的に紹介されていきます。
【美容看護師の離職率】後悔して辞めたいと感じる3つの代表的な理由転職フェアへの参加やコンサルタントとの面談で判断するのもアリ
もしこれを読んで少しでも美容看護師に興味を持った方がいれば、一度転職サイトに登録して話を聞いてみると良いと思います。
転職サイトには求人紹介や転職アドバイスをくれる担当者(転職コンサルタント)がいます。
転職コンサルタントは多くの看護師さんの転職をお手伝い&サポートしているので、自分の今の状況も踏まえた上で、美容看護師がオススメなのかそうじゃないのかといったことも含めて、より具体的なアドバイスがもらえますよ。
ちなみに登録したからといって必ず転職しないといけないといったことは全くないのでご心配なく・・・
もちろん利用料や登録料も掛かりません。
もしも、
看護師さん
というのであれば、まずは美容専門の転職サイト(美容整形ジョブ)が主催している美容クリニック専門転職フェアに参加してみて、クリニックや働いているスタッフの雰囲気をつかんでみるとイイと思います。
ヨッピー