Contents
元:転職コンサルタントの鈴木さんに原稿を依頼
この美容外科クリニック編のカテゴリーと美容皮膚科クリニック編は過去、2社の看護師転職サイト(人材紹介会社)に約8年間勤務されていた、元:転職コンサルタントの鈴木さん(仮名)にお願いして原稿を書いてもらいました。
基本的に、私が話せるのは自分の仕事経験や自分の転職経験だけ。
数多くの看護師さんと面談をし、美容外科クリニックへの転職をサポートしてきたコンサルタントさんであれば、
- 転職に失敗しないための考え方
- 求人選びやクリニック選びのポイント
- 面接のコツや選考のポイント など
私とは違う視点でアドバイスしてもらえると思ったので、無理を承知でお願いしてみました^^;
これから美容外科クリニックの求人を探して応募しようとしている看護師さんの参考になれば幸いです。
美容外科よりも美容皮膚科クリニックの方に興味がある看護師さんは【美容皮膚科クリニック編】をチェックしてみてください。
(管理人:ヨッピーより)
4通りに分けられる美容クリニック
美容外科クリニック編
- 【概要】美容外科クリニック(→今はココ)
- 【Case1】企業主導の美容外科クリニック
(例)湘南美容外科クリニック/品川美容外科/高須クリニック/東京美容外科 - 【Case2】医師主導の美容外科クリニック
(例)大塚美容形成外科/共立美容外科/城本クリニック/聖心美容クリニック
美容外科クリニックへの看護師転職のポイントと注意点
鈴木さん
まず、美容クリニックを希望する際、選択肢として美容外科と美容皮膚科があります。
どちらも「美容」と付いているので大体一緒なんじゃないの?と思われがち。
ですが、転職を希望する看護師さんに実際の面談の場で、それぞれの仕事内容を説明すると
転職希望の看護師さん
- 「私は美容皮膚科じゃなくて美容外科がいい」
- 「私が希望するのは美容皮膚科です」
「美容クリニックで働きたい」という気持ちで皆さん転職活動を始めているのですが、
- 実は自分が美容外科を希望しているのか
- それとも美容皮膚科を希望しているのか
そして、これが入職後に「こんなはずじゃなかった」と思う1つの理由になっていると感じています。
美容クリニックに勢いで転職した看護師が感じがちな【7つのギャップ】こういったことがないように、美容外科と美容皮膚科の違いをハッキリさせておきたいと思います。
ここから美容外科を志望する際の注意点や心構えなどを説明していきます。
美容外科ってどういう所?整形外科や形成外科との違い【元:転職コンサルタントが語る】美容皮膚科クリニックへの看護師転職のポイントと注意点美容皮膚科ってどういう所?皮膚科や美容外科との違い
美容外科はとにかく「外科」であることを意識
看護師であれば外科と内科の雰囲気の違いは、ある程度分かってもらえると思います。
実は美容外科と美容皮膚科もそれに近いものがあります。
つまり、美容外科は外科としてピリピリとした雰囲気があり、テキパキと仕事をこなしていくことが重要になります。
そういった雰囲気の中で仕事を行うので、のんびりしていると何となく周りから急かされているように感じることも・・・。
鈴木さん
なので、美容外科を希望する際の注意点としては、美容外科ではなく外科が自分に向いているかどうかを判断することが重要です。
仕事内容としても、オペ前後の対応やオペ介助などが主な仕事になります。
これは外科の仕事とほとんど一緒ですよね。オペの内容が○○の切除といったものから豊胸手術などに変わっただけです。
そして、オペ前後の説明や管理、アフターフォローなどを担当するので、これもやはり外科の仕事です。
いったん美容という部分を忘れて外科の仕事をイメージしてみて、
- それが自分のしたいことなのか?
- そこで美を追求したいのか?
そういったことを一度、立ち止まって考えてみると良いと思います。
美容外科に応募する際は慎重に吟味しよう
美容外科未経験であれば、選ばれる側であって選ぶことなんてできないでしょう、採用してくれるところで働くだけです、と考えている看護師さんもいるかもしれません。
ハッキリ言えば、そういった考えで美容外科に転職してしまうと、職場選びに失敗してしまいます。
鈴木さん
確かに、美容外科は病院と違って不採用になるケースも多いです。すぐに採用されるわけではないので、選んでもらうために必死に活動する気持ちも分かります。
しかし、いくら必死になって採用されたとしても、1ヶ月後に退職することになったとしたらどうでしょうか?
全く意味がありませんよね・・・履歴書を汚すだけになってしまい、意味がないだけでなくマイナスです。
美容外科は、
- 経営の安定性
- 研修体制の充実度
- 給与体系の明瞭さ
- 残業の多さ
- 扱う施術内容
- 医師の腕(施術)の評判
- 離職率
など、あらゆる角度から美容外科クリニックを吟味することが大切です。
特に、経営面の安定性と研修体制の充実度、そして医師の腕の評判の3つはとても重要な項目。
これは自分自身の身を守るために大切だと覚えておいてください。
医療訴訟のリスクもある美容外科
というのも、美容外科は医療訴訟の多い診療科目です。
お客さんは病気ではなく、より綺麗になりたくて施術を受けたわけですから当然といえば当然なのです。
仮に綺麗になったとしても、思った通りになっていなかったり、事前説明と違っていたりすると、医療訴訟に発展するケースがあります。
その際に看護師が巻き込まれてしまう危険性があります。
看護師が間違った説明をした、といった感じで、看護師が訴えられるケースもあるのです。
そういったリスクを避けるためにも
- 経営面の安定性
- 研修体制の充実度
- 医師の腕(評判)
についてはしっかりと確認し、不安がある時には応募しないことが大切です。
美容外科に応募する際には、自分の身は自分で守る、という意識をしっかりと持つようにしましょう。それが最も大切な心構えだと思います。
鈴木さん
転職サイトの存在理由は適切な情報提供
ここまでで述べたように、経営面のことや研修体制、医師の腕の評判などは、なかなか自分で調べることが難しい内容です。
かなり評判が悪ければ口コミなどが存在していますが、そこまで大手でなければ存在しません。
となると、詳しい人に聞いたり美容系に勤務している(していた)人に聞いて情報収集するという手段になってきます。
その役割の一端を担っているのが、私も以前勤務していた転職サイト(人材紹介会社)です。
転職サイトでは、看護師の面接に同行もしますし、勤務していた看護師からの情報も収集できます。
場合によっては、「あの美容クリニックは給与の未払いが発生していますよ」といった、貴重な情報が実際に働いている看護師さんから入ってくることもあります。
もしも、こういった情報があれば、それだけで応募の選択肢から除外されますよね。
そして、逆に美容クリニック側の採用担当者ともやりとりするため、働く看護師側とクリニック側の両方から情報が入ってきます。
鈴木さん
しかし、どの転職サイトでも良いかというと、そうではありません。
病院の求人が多い、施設の求人が多い、単発の求人が多い、など転職サイトそれぞれに独自色があります。
なので、美容外科に強い&求人が多い転職サイトを利用することが大切です。
実際には美容外科だけというより、美容皮膚科も含めた「美容クリニックに強い転職サイト」があるので、そういったところを活用すると良いと思います。
例えばヨッピーさんも利用したことのある美容整形ジョブという転職サイトは美容に特化していて、クリニックを集めたイベントなども開催しています。
【前半・東京新宿編】美容クリニック専門「看護師転職フェア」参加レポ【前半】美容クリニック専門「看護師転職フェア」参加レポ@大阪梅田編次は企業主導と医師主導の美容外科の違いについて
ざっくりと美容外科クリニックを受けるにあたっての概要をお話しました。
次は美容外科クリニックの中でも
この2つの美容外科クリニックの違いについてお話ししたいと思います。
4通りに分けられる美容クリニック
美容外科クリニック編
- 【概要】美容外科クリニック(→今はココ)
- 【Case1】企業主導の美容外科クリニック
(例)湘南美容外科クリニック/品川美容外科/高須クリニック/東京美容外科 - 【Case2】医師主導の美容外科クリニック
(例)大塚美容形成外科/共立美容外科/城本クリニック/聖心美容クリニック